中欧の旅-Ceskykrumlov:rano
目覚がなる。まだ少し暗い。夜明け途中みたいだ。
顔を洗って一階に朝飯を食べにいく。ハムにチーズにパンに果物。味も種類の多さも満点。欲張っていっぱい食べた。
外に出て冷たい空気に触れながら暖かいコーヒーを飲む。
視界の先にはぱらぱらと広場に集まってくる旅行客たちがいる。

チェックアウト直前まで遊べるよう身仕度を整えたら、スヴォルノティ広場の裏からお散歩。

まだほとんど店が閉まっている中、ボタン屋さんを発見。ラブリーなのを吟味しておじさんに注文する。

おもちゃ箱の中にいるみたいだ。

張り詰めた空気と空想のような街並。石畳を歩く足音と小さな風。
写真よりもずっとリアルに、何度も瞼の奥に蘇る。

入り組んだ路地はどこを向いても楽しい。

ハトの道案内。

理髪橋を歩く。昨日モルダウ川の岸から眺めた城壁も見える。

何かが起こりそうな・・曇り空の似合うクロムロフ城。

星の輪を纏った女性の柔らかい表情。

花が並んだ庭や壁画に見とれる。紋章もかっこいいのです。

日が昇ってきた。

お城で16世紀から飼われている熊たち。食事が済んでお散歩中。残った野菜で小鳥たちも朝ご飯。

こっちは子供。まだ食べるのに夢中!

とても細かく個性的な壁画。レンガも描かれている。第3、4の庭を抜けると、

街が見渡せる。プラシュチョビー橋からの眺め。
手前は昨日佇んだ川岸。その右隣にあるのは旧武器庫。左の奥の塔は市庁舎。

レンズを変えて・・

また覗く。クレッチ山からはどんな風にここが見えるのかな。好奇心が膨らみまくる。

賢者になって冒険にきたような世界。たまらないです。

朝の陽が街をより輝かせる。この後は、あの細長い橋を渡って違うルートを探検。

茶色の壁に似合う赤い花。
この国の配色は大好きだけど、自分で作るには苦手な色。淡かったり可愛いらしいのに組み合わせるとしっかりと世界観を持つ。

何かから守るためなのか、楽しむためなのか、どこを通ってもワクワク。

お城はこれでおしまい。(こんなギャグっぽい像あったっけ・・)

とても細い路地を抜けて、お店が沢山ある道に出る。

77番地あたり。お菓子のようなパンがとっても美味しかった!

お店たちもほぼ開店。賑やかになってきた。

夜に同じ角度で見たこの通りの眺め。

この旅中、ママの影響で2人の芸術家を好きになる。
そのうちの1人、エゴン・シーレ。ここは彼のアートセンター。
向き合うと辛くなるほどの線で描かれた感情豊かな負。
その中でここでしか見ることのできない何枚も描かれたチェスキー・クロムロフの街は、鮮やかで優しく、凛としていた。
生で見られてものすごく感動した。喜ぶママ、興奮する私。ここに来れてよかった。

ぎりぎりまで粘ってチェックアウト。駅まで送ってもらう。
目を細めて愛おしく見送る。本当に素敵な街。さよなら、チェスキー・クロムロフ。

全泊してもよかったと思うくらい。たった一泊だったけど一番濃く思い出の残った場所でした。
次の記事はこの後(午後)の移動風景。チェコを出てオーストリアに向かいます。






























[ Comment ]
by agata
at 2007.11.25 3:03
Summerauはチェコと国境とオーストリ...
by みかん
at 2007.11.25 9:27
>agata うわぉ、agataに言われるなん...
by anzu
at 2007.11.27 9:08
ほんとに、ほんとに素敵な街だよね...
by agata
at 2007.11.12 19:09
ミニチュアのおもちゃの国みたいだ...
by あずさ
at 2007.11.13 11:15
>agata うわーん、えぐっえぐっ ほん...
by anzu
at 2007.11.14 1:18
なんてかわいい建物たち!!! ほ...
by ちえ
at 2007.11.17 21:42
シーレのシアターのある街ってここ...
by Kaolita
at 2007.11.19 12:58
>ちえ えへへ、一番見せたかった場...
by anzu
at 2007.11.20 1:36