この3日間、Praha3のVápenka(昨日訪れたテレビ塔より北側)に泊まっていた。
今日からプラハを出て、列車での移動がはじまる。
トラムで市街地に出る度、点々とあるお店が気になっていたので、朝食を食べた後、ホテルに荷物を預けてトラム3駅分の往復を歩いてみた。
文房具屋さんや手作り雑貨の店、少しずつだけど、かなりの収穫があった。
こんな風に時間調整できるのも、ツアーでなく自由な旅をする醍醐味。時間は無限にある。
なんて調子に乗ってたらすっかりお昼近く...
* * *
急いでムステクで両替をしてから、ムゼウムへ。高速の横っちょをこわごわ歩いてプラハ中央駅に行く。
ママにはカフェで荷物番をしてもらって、私は窓口に並ぶ。メモと拙い英語で切符を手に入れる。

約145km南の街、チェスキークロムロフまで。(オーストリアとの国境は25kmと近いけど一番近い都市までは直行の列車がない)
さぁ、出発!

列車移動は、この旅行の楽しみの一つ。
プラハを出て1時間もしないうちに携帯が圏外。と同時に窓の外も一気に田舎風景。

チェコは意外にもヨーロッパ一の工業都市らしく、所々に大きな工場を目にする。

ローカル線なので、一人しか乗らないような小さな駅にすぐ止まる。
赤のステッキを持つヒゲの車掌さんがかわいい。

世界の車窓からinチェコ。外の景色に子供のように夢中になってました。

モミの木に囲まれたノエルのような世界が過ぎると小さな街が見えてくる。

洗濯物を干す庭。キラキラ光ってカルティエ財団のときみたライザー・ルーの作品みたい。
とても幸せそうな光景。あたしの家もあんな風に見えてたらいいな。

とても広大な田園風景が続く。なだらかな丘。(日本のように岩のある山はないみたい)

日差しの強い、よく晴れた日。隣でりんごをかじるママ。ごとごとと大きな音をたてて進む列車。
向かい合った6人がけの座席は定員ぎりぎりだったけど、心地がよくて幸せ気分。

車庫だ。何やら少し大きな駅に着く様子。

私たちの前にずっと座っていたクリントイーストウッド似のおじさんも席を立つ。微笑んで降りて行った笑顔がステキだった。

しばらく停車。思い思いの休憩時間。

再び出発。もうすぐかなぁ。

日が傾いてきた。さっきの駅で沢山人が降りたので、撮影もゆったりできる。

牧草地の羊、馬、にわとり。

目線ほど背丈があるトウモロコシ畑。

České Budějovice(結局旅の間一度もちゃんと発音できなかったチェスキー・ブディヨヴィツェ)に到着。ここで一旦乗り換え。

1時間ほど電車待ち。いったん駅を出て一服タイム。

2両しかない小さな電車。19:09分発。ここから更に南(ザルツブルグ方面)に向かいます。

もう夕方。影が伸びてきた。電車を見送る2匹の動物が印象的だった。

ゆっくり空がオレンジ色になって暗くなっていくのを見てました。

日が長いとはいえチェスキークロムロフに着いたときは、既に真っ暗。
危うく乗り越しそうになりながらもなんとか下車。駅前のお店で呼んでもらったタクシーでホテルに向かう。

写真が多過ぎるので、ここまで。
次の記事では、おとぎの国のような街。大好きなチェスキー・クロムロフ夜編(つづき)を載せます。あへー

今日の列車移動経路。プラハ→ターボル→チェスキー・ブディヨヴィツェ→チェスキークロムロフ















Comments (3)
あーんやばい。思い出して涙・・
私は長距離バスで行ったよ。そこで人生最大の悪夢が・・(極秘)
列車の旅もいいね!きれい。。うっとり。
Posted: agata | 2007.10.30 10:45
Date: 2007年10月30日 10:45
あたしもー涙(;_;)
あの場所に帰りたい・・・。
バスは楽ちん?車の道もドキドキしそうだよ〜休憩タイムが気になる。
しかも夜行列車事件の他に、まだ珍プレーがあったとは!
最大っつーと、ついに漏らした系?w 極秘あばいたる。
Posted: anzu | 2007.11. 1 0:52
Date: 2007年11月01日 00:52
あぁ・・・。
耳から久石譲のあの曲が離れない・・・。
『世界の車窓から』のテーマ。
どうして鉄道の駅や線路ってこんなに心を乱すんだろう(笑)
焦燥感?
探究心や冒険心を焚きつける。
Posted: Kaolita | 2007.11.19 13:08
Date: 2007年11月19日 13:08