写真を見て、はじめて泣いた。
まるで絵を描くときに、目を凝らして見つめるように。
こんなにも被写体に存在した時間を映せるものなんだ、と初めて知った。

その日の群馬の森は、雲のない水色の空の下。遠くの方で小さい子供たちがかけている。
ベンチに3人で腰かけて、ジョアを飲みながら、平和な光景を眺めて心地の良い風に包まれる。
この何でもないような休日の風景がどんなに幸せなことか、と幾度でも噛み締めて思う。
共感でも同情でもない。
私は決して理解などしない。
ただ痛いほどに写真の向こう側が見えたのだ。
だから、せめて今私にできること、
想う気持ちに精いっぱい素直でいたい。
石内都さんのmother'sという作品、機会があったらぜひ一度見てみてください。
*** 石内都 Infinity ∞ 身体のゆくえ ***
会期:4月25日[土]-6月14日[日]
会場:群馬県立近代美術館
URL:http://www.mmag.gsn.ed.jp/exhibition/ishiuchi.htm
会期:4月25日[土]-6月14日[日]
会場:群馬県立近代美術館
URL:http://www.mmag.gsn.ed.jp/exhibition/ishiuchi.htm
ついでに福沢一郎大パノラマ展、常設展のピカソの版画、歴史博物館で平成群馬の名宝展も観た。
数日前に阿修羅展を観たばかりだったこともあり、以降の時代や地元でどんな仏像が作られていたのかを楽しめました。大充実。
今やってるハニワ展も面白そうです。














