引き続き11月。六本木の国立新美術館でゴッホ展を観ました。

大型の展覧会はまだ色がついてない初期の作品や影響を受けた作家との対比が観れるのも面白い。
一番関心を持ったのは、「マルメロ、レモン、梨、葡萄」の額を含めた配色とその手法。
有名な自画像やアルルの寝室の前には、たくさんの人がいました。
だけど、異国でこれだけ行列をなす作品でも、当時は認めてもらえないままだった。
本当に作品に魂をささぐ作家は、作品のみと対峙して、いつも孤独なのに。
時代に沿って売れるのは、華やかな人ばかり。
そんなことに疑問を覚えるのは、おかしいことなのだろうか。
いくら問いを投げかけても描き続けるしかない彼を思いながら、
「アイリス」の深い色に見とれた。
いつもどおり図録も購入。観に行けてよかったです。














