というわけで、30歳の幕開けも美味しいご飯やお手紙に癒されて、幸せいっぱいに過ごすことができたわけですが、
相方からのプレゼントとして「どこでも行っていい」との指令が下されたのをいいことに無計画に車を走らせてきた。
残業を済ませ帰宅後、木曜の夜中から日曜までがタイムリミット。
テーマは「まだ見ぬ場所へ」。
両親からプレゼントで貰ったお気に入りのバックとアクセサリーを身につけ、いつものような大荷物は持たずに身軽に出発。
真夜中の2時にエンジンをかける。
* * *
川崎ICから入ってしばらく進んでいると、対向車線にトラックの大群が一斉上っていく。
平日の東名に日本の経済事情を垣間みたようだった。
途中、何かの気配に右の方を見ると、真っ暗な空に富士山が浮いていた。
* * *
それまでの疲労が溜まり過ぎていて、浜松でギブアップ。宿屋でHP回復。

朝には、浜名湖のスタバで起き抜けのコーヒー。うな丼で朝食。

岐阜に入った頃雪が散らつきはじめた。「雪で滑ったら元も子もない」なんて理由で西に向かったのに、滋賀に入ったら一面銀世界だった。

彦根から琵琶湖をぐるっと下に廻って、大津へ。
湖にかかる有料道路を通るために、遠回りしたとき、天使が降りてきた。煙突の煙と交じって綺麗だった。

ここは琵琶湖。始めてきちんと訪れたものの一つ。
粉雪が気まぐれに降り注ぐ中、地元の人がぼーっとしたりジョギングしたり。

次は向かいに見える比叡山にいこう。

京都との境にある比叡山延暦寺。修学旅行のとき京都側から行った気がする。
乗り換え検索の選択肢にいつも登場する場所の謎が解けた。
部活中の学生の会話がかわいくて、微笑ましかった。

誰もいない神社でお参り。

頂上近くまで進んでみたけど、ドライブウェイは雪のため通行止め。夜景でアウトラインされた湖が見える。
大津市街に戻って今夜のごちそうをいただく。近江牛のしゃぶしゃぶ、個室の座敷でとても贅沢。うまかったなぁ。
中居さんいわく「若いのに滋賀観光なんて渋いわねぇ」
てか、もう若くないんだけど・・

滋賀県を出て福井県へ。北陸に入ったとたん、それまでとは比べようもないくらい雪と氷だらけの風景に突入。
真っ暗な山道、雪を溶かすための噴水が続く。フロントガラスに直接かかるほどの勢い。もう道だか川だかわからない。
氷の中に眠る植物の姿を見た。
カーブを曲がる度に見える車のライトに照らされたそれが何なのか気づくのに時間がかかったけど、本当に見たこともない氷の世界だった。
(電灯もなく避けるスペースもない一本の山道だったから写真は断念)
その代わりに麓でトラックに大量の水を浴びせられながら撮ったつらら。

次の日の朝食に市場にいく目的で敦賀まで進んで、漸く見つけたビジネスホテルで一泊。明日は海にいく。
本日のルート:川崎IC→東名→名神→大津IC→琵琶湖→比叡山→大津→敦賀
quikmapsがSafariでも使えるようになってた!ステキ。














