朝。雪景色の敦賀の街を通ってに市場行く。
駅にあった宇宙戦艦ヤマトの像。
銀河鉄道999もあったから松本零士と何か関係あるのかと思ったら港町と繋げたPRらしいです。

市場の名は「さかな街」。越前ガニがとれるためか、蟹だらけ。
セットで五千円!と歩く度に口説かれるが、クーラーボックスがないため生物は断念。お茶漬け用にへしこを買う。

人なつこくていい人が多かった、けど丼物の質はいまいち。塩鮭コーナーのおじちゃんいいキャラだったなぁ。

松原に出て、雪に覆われた日本海を見る。独特の匂いがした。

敦賀ICから高速に入り福井→石川→富山→岐阜へ。PAで敦賀湾が見渡せる高台に立つ。

そこは宿で無作為に選んだ冊子に載っていたのをどうしてもその目で見たくなった場所。
雪の白川郷に焦がれて・・・

金沢から東海北陸道を下ることにした。

どんどん深い雪の中に入っていく。

トンネルを抜ける度に見える景色がとても綺麗。
五箇山は花が咲いてるときに行くことにして、富山制覇はまた次の機会に。
一つ先の東海北陸道終点、白川郷に着く。(今年春に名古屋方面と繋がるらしい!)

道中、貸し切り状態だったのに、現地についたら驚くほどの人ごみ。
駐車場に車を置き去りにして、村まではバスで移動しなければならない。

それでも真っ白な雪に沈む三角の焦げ茶色をしたお家たちは、私が願ったとおりの風景を見せてくれて、嬉しかった。

丘に登るとき、牙のようなつららが沢山いて、頂上からは世界遺産の村が見渡せる。

小さいときに連れてってもらった高山陣屋での思い出が印象深くて、ときに私の中に蘇っている。
20年経った今、返すことのできない悔しさが波のようにやってきて破裂しそうになるけど、痛みほど幸福をもらっていたことを忘れないでいたい。
あのときと似た茅葺き屋根の家並みを見ながら、繰り返し願う。

丘にあるお店で休憩。小さい方のがおすすめ!鴨汁がまじでうまい。体が暖まる。

雪が、村と私たちにずっと降り注いでました。

いったいいくらするの!?と思うほどのバズーカみたいなレンズを持った年輩のアマチュアカメラマンがいっぱい。

氷に包まれた木のおばけ。福井で夜の移動中に見たものはこれよりもっと透き通っていて自然の一部になってた。

旅中2度目のお参り。

この時期、土曜はライトアップしているらしく、薄暗くなった村に灯が点る。
現地の人に「知らないで来たの?」と言われたが、どうもこういうとこは運がいいらしい。
(むしろこういうことで運を使い果たしてる気もする)

と、この辺りで写真の数が増えてきたので、夜の部は次の記事にします。 つづく→















Comments (4)
相変わらずの行動範囲の広さ。
ウチの地元(広い意味でね)にも立ち寄ってもらったようで。
(ちなみにウチの実家はそのもう少し先のぎふ大和ICです。)
今年の正月は実家には帰れなかったから、いい写真を見せてもらって、なんとも言えず懐かしい気分に浸らせてもらった、仕事中。仕事しろ。
今度は佐渡島でもどう?
冬は来るなって言われたけど。
Posted: 井上 | 2008.02.14 19:59
Date: 2008年02月14日 19:59
仕事中ありがと!むしろ会社のマシンにブックマークしちゃえばいいと思う笑
懐かしんでもらえて嬉しいよ〜
岐阜は父の展覧会に行ったり高山連れてってもらったり、小さい頃の思い出が詰まった汚したくない場所の一つ。
私にとっては、井上くん幼少時代に触れてきた深い自然は、屋久島と同じくらい魅力的です。
でもきっと地元の人だからこそ知ってる場所なんだろうなぁ…(見てみたい)
ところで佐渡島行ったの?実はかなり目をつけてた場所だったりする。
金を拾いに行くのです(桃鉄のやりすぎ)
冬は寂しい感じがとっても味わえそう♪
おすすめスポットあったらおせーて!
Posted: anzu | 2008.02.15 7:57
Date: 2008年02月15日 07:57
>むしろ会社のマシンにブックマークしちゃえばいいと思う笑
とっくにしていたり。
>ところで佐渡島行ったの?実はかなり目をつけてた場所だったりする。
学生の時に1人で行ってきたんだよね。
新潟側に車置いて、BMXとバックパック担いで。
下調べ一切なし。
予算やもろもろの都合で、1泊2日野宿の短い旅だったけど。
港から山に向かって、スゲー自転車漕いで、坂道登って、てっぺん着いて、坂道下って、木々の隙間、視界が開けて、日本海が広がって。
2日間、ひたすら海でのんびり。
自転車で富士ロックに向かってるってお兄ちゃんもいたな。
煙もくもくしてた。
島縦断してやったぜ!なんて思って帰りの港で地図見たら、島の端っこをちょっと往復しただけでした。しかも繁華街からは遠く離れてて。
それが妙におかしくて、日本も広いなとバカなことを考えた、若気の至りでした。
だから、お勧めも何も、山と海しか見てないわけで。
地元のおばちゃんといろいろ話したよ。
で最後に一言、「冬に来ればホントの佐渡島が分かるワ。」
なんとも言えない深い表情とトーンでした。
長文失礼。
Posted: 井上 | 2008.02.15 10:50
Date: 2008年02月15日 10:50
すてき・・
週末は久々に家で雑用してたから、気分だけでも爽やかにさせてもらったよ。
目つぶったら見れそうな。
いいお天気だったんだろなぁ。
車ってジムニー?懐かしい・・原チャ探しにつき合ってもらったよねぇ。
ほんとに振り返ると同じ時間過ごしてるようで、過ごしてないね。
山と海。充分です。
目的もなくただ目にするものは、その時行かなくちゃ見れなかった。
高校時代、仲のいい男のこたちの野宿やらチャリの旅を聞いていて
なんで私は男じゃないんだろ・・って本気で思ったものです。
今車でどこでも行こうとするのは、そのときの憧れを解消してるのかもね笑
冬の佐渡島、鬼でも出るんだろうか・・いつか行ったら報告します。
すてきな思い出話ありがとう。
今度は息子たちとBMXでお出かけだね。
Posted: anzu | 2008.02.18 1:20
Date: 2008年02月18日 01:20