そして、3つ目の作品。シネマまえばしでミツバチの羽音と地球の回転を観ました。
この人たちがいなくなってしまったら、日本はどうなるんだろう。
決して祝島の問題だけじゃない。生活の一部を犠牲にして、ずっと守ってくれてたんだ、と思ったら涙が出ました。
私たちが何も知らない間に、ずっと負けずに戦っていた島のおばあたち。
六ヶ所村ラプソディーと続けて観ると「日本の原発に限っては中立は賛成と同じ」という意味が本当によくわかります。
上映後は予約していた鎌仲監督のトークライブも拝聴。
公安さえはぐらかして撮影を続けたという強さに惚れました。そして今も、各地で真実を語ってくれています。
私たちの世代はとてもありがたく、大人たちに自分たちが経験した傷を味わうことのないように過保護に育てられました。
そうして育んだ、沢山笑いあう関係も、傷つけない程度に干渉しない性分も素敵なことだと思います。
だけど、もっと進んで知るべきことがあったんじゃないかって。
今まで守ってもらった感謝にかえて、立ち上がらなくちゃいけないと強く思いました。
そして、最終作品としての救い、未来の解決策となるスウェーデンのエネルギーの話。
朗らかに、生活を楽しみながら、正しいと判断したことを、自分たちの力で進めていく。
夢物語ではない、具体的な勇気がもらえます。
そして、それをお手本に進もうとする祝島の人たちにさらに背中を押されます。
今の日本人に必要なこと。間違いなく、判断力の一部として蓄えられる思います。
全国で上映中。ぜひ、ご覧になってみてください。














